仕事しながら（ネットの）ニュースを見てると
「カンガルーケア中の事故で示談 男児の脳機能障害
長崎の産科医院が責任認める」
という記事があって「なにコレ？」と探っていくと、
カンガルーケアとは、
「直接肌と肌を合わせて赤ちゃんを縦抱きにし、上から掛け物をする方法」
らしい。
それをするによって、母子の絆を深めるのだとか…。
だが、産まれたての乳児は、健康に産まれたとしても
まだ予断を許さない状態なので、カンガルーケアの最中
容態が急変するようです。
例えば、
原因不明のチアノーゼ（酸素欠乏症）や体勢が崩れての気道閉塞（へいそく）など。
流行とか人気取りとかで、このカンガルーケアを
安易に取り入れる産科が多いらしいが、
（スタッフの）人員不足などで、分娩室を空ける事も多いらしい。
その間に 容態が急変し、結果 死亡・又は脳に重度の障害が残るケースも
あるとか。
被害にあったご両親のＨＰがあって、
（カンガルーケア中）
「赤ちゃんが動かないんですが大丈夫なんですか？」
と助産師に聞いても気に留める事無く、
「大丈夫ですよ～」って相手にしなかったり、
分娩室を無人状態にしたり、ナースコールを手に届く場所に置かなかったり…。
そんな不運が重なった結果、その赤ちゃんは自発呼吸も出来ない状態に陥った。
この「カンガルーケア」って何となくしか知らなかったんですが、
確かワタシもコセオの出産時やらされたなぁ（苦笑）。
なんの意味があるのか判らないけど、
なんかの儀式みたいなもんなんですか？？
ＨＰでの、呼吸器を付け、ぐったりしたお子さんの写真を観てると、
凄く切なくなって 同時に怒りも覚えて 訳わかんなくなったよ！
そしてご両親の悲しみと怒りを思うと、
何だか他人事には思えない…。
そういえば、コセオが「ヘルペス脳炎」でＴ病院に入院中、
口につけてた呼吸器が取れ、容態も安定しかけてた時、
ＩＣＵに面会に行くと、
看護婦と研修医から「おかあさん、抱っこして！」
と、やたら薦められた。
こっちはとてもそんな気にはなれなかったけど、
「早く抱っこして！」みたいな空気に押され抱っこした。
何週間ぶりに コセオを抱っこしたのは 嬉しかったけど、
その傍らで ニコニコ微笑む 看護婦と研修医を観てると、
なんか幸せの茶番に付き合わされる様で すごく嫌悪した。
コセオの障害や、先の事を考えると全く幸せではないのに…。
カンガルーケアにしても、何にしても病院側のエゴやん。
幸せそうな演出をすることで、自己満足するような…。
その傍ら、エゴのために苦しむ人が沢山居るのに。
ああぁー！今年も終わりだと言うのに、
また怒ってしまったわぁ！
でも、思ったことをありのまま、素直に書きたかったので…。
たまに間違えた事も書くと思うけど、
それは、その時に思ったワタシの気持として、綴っておきたい。
それを未来のワタシが観たとき どう感じるか。
よく「愚痴るな！」と言う人も居るけど、
愚痴を書いてもいいんです。
それはその時の感情やから。
愚痴はそこに吐き捨てて 新たな1歩を踏み出せばいい。
と、ワタシは思います。
ポジティブばかりじゃ成り立たない。
マイナスがあってこそ、プラスが存在するのです。
今年は最後の最後に吠えましたが、
折角始めたこのブログ。
まだまだ拙いけど、
自分の気持ち、コセオの成長、訓練等を
ありのままに綴ります。
今年1年、出産・入院を経て、生活は激変しましたが、
時に凹みながら ゆっくり歩んできました。
その間、ブログやtwitterで色んな方と繋がることができました。
同じ様に障害児を育てるお父さん お母さん。
健常児を育てるお父さん お母さん。
趣味のラジオや猫を通して知り合った方々。。。
この1年 人との繋がりを通して 学ぶ事が本当に多かったと思います。
そしてワタシが教わった事を いつか何処かの誰かに
つたえる日が来るように、
ワタシは来年も日々精進したいと思います。
拙いブログでありながら いつもお付き合いしてくださってる方々へ。
本当にありがとう！
来年もどうぞよろしくお願いします。
読んでくれてありがとうございました。
ポチ頂けたら嬉しいので、
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