2010年10月10日日曜日

「胃ろう」をつけた事。

いまさらこんな話しをするのもなんですが、
ニュースなどでも胃ろうの事が問題になってますね。
それとは余り関係ないけど、コセオの胃ろうの話しを少々…。


「ヘルペス脳炎」で入院中、考える余地なく「胃ろう」をつける事になったコセオ。

ソレまでは鼻に通した管でミルクを注入してたけど、
呼吸器の管もソロソロとらなきゃ、声帯にも影響してくると言われ、
「嚥下造影」の結果、胃から食道への逆流も凄いから、
やはり何らかの手術を覚悟しなきゃ帰れないと感じてた…。
注入されながらうーたんを食べる男。
外科の先生から話しがあると聞いた時、私は「気管切開」を思った。
でも話は違った。
「噴門形成」の手術をしようと言う事だった。

ミルクは飲めてるけど「嚥下造影」の結果、胃から食道への逆流が凄く、
このままにしておくと、逆流したものが誤って気管や肺に入り込み
誤嚥性肺炎を起こす可能性があるし、将来「胃がん」や「食道がん」を
起こす可能性がある事も説明された。

「手術に関しては、家族の同意が必要だから良く考えて下さい。」
と言われたが、「いちよう手術の予約は入れておく。」とも付け加えられた。

ソノ日からかなり悩んで悩んで…。担当の看護婦さんと凄く話したのを覚えてる。
先生には「手術して下さい。」と言っておきながら
「やっぱり、もう少し考えさせてください…。」と私の中で話しが二転三転した。
もうソレぐらい決心できなかった…。

でも何らかの手術をしなきゃ、このまま病院から出る事は出来ないと思い、
手術を決意した。

手術は大体3~4時間。全身麻酔や体力の事が気がかりだったけど、
コセオを手術室に預けた。
そしてもし管を抜いた時、自発呼吸が出なかったら、気管切開するという事も
説明されてたので、待ち時間は本当に長く長く感じた。

そして約4時間後、手術室から戻ってきたコセオを見た。
(鼻の)両穴の管が取れてスッキリした顔になってた。
息もしっかりして気管切開もしてなかった。

手術後は10分ほどしか面会できなかったけど、
私たちが帰るとき、必死に声を振絞り「ぎゃ…」と泣いた。
既に1ヶ月も声を聞いてなかったので、その時はかなり感動した。
胸元チラッ♪いまはうるさい男に変貌。
今になって、本当にこの手術をして良かったのか?…と思うことがある。
本音を言えばもう少し考える時間が欲しかったし、
同じ様な体験をされた方の意見も聞いてみたかった。

手術から数ヶ月たった今…。

最初は口から飲ます事にこだわって、胃ろうを使うのが嫌だった。
勿論こだわりは今も引きずっている。

でも最近、私の心にも変化が現れた…。

コセオが飲める分は充分飲ましてあげて、
足りないところは胃ろうで補ってあげても
それは良しなんだと。

認めたくなかった胃ろうだけど、

認めることで新たな一歩を踏めるような気がしてきた。
だってコセオの体の一部なんだから、

共存していく事も大切なんだと…。

退院する日、外科の先生から
「今後、リハビリがスタートするから、しっかり栄養を与えてあげて下さい。」
と言われた。

そうだ、忘れてた!
リハビリの為に体力をつけてあげなきゃ!という事を…。
やはり変なこだわりは何も育たないし、
それは独りよがりなんだと。
私とコセオには目標があるから…。

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2 件のコメント:

  1. ナリィーさん おはよお☆
    コオセ君 造影検査で逆流あったんヤネ。コオセ君は吐いたりはしないのかしら?
    ももさんも何度か造影検査やPHモニター検査したけど 逆流はみられないらしいの。んでも何故かよく吐くから誤嚥性肺炎とかの可能性は言われたりしてるわ^^;
    胃ろうにする事も 子供の成長に必要な事やもんね(●´∀`●)/

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  2. もも母さん、おはようッ♪

    入院前から頻繁に吐いてたけど、
    まさか手術するなんて想像もせんかった~。
    ももなちゃんは逆流してなくて
    ホンマに良かった良かった♪
    (だって手術は必用で無い限りしない方がいいもんッ!)

    ももなちゃん「華のあかり」で
    いい刺激受けてるんやね!
    心の成長が垣間見れて、
    なんか私まで元気もらいました~♪

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